署名の表示のずれについては、パソコンで扱う文字にの仕組みに起因するいくつかの問題が関連していると思われます。 代表的な原因をご紹介しますのでご確認ください。
まず始めに、Outlook Express で行う文字数の設定はすべて "半角文字" の数で表されています。 "半角文字" とは「abc123+-=」などの英数字、記号を主に表示する文字のことで、これに対して「あいうアイウ一二三」などのひらがな、漢字などを表示する文字のことを "全角文字" といいます。
この、"全角文字" は一般的に "半角文字" の 2 倍の横幅を持ち、文字数も 2 文字分としてカウントされます。
このことから、例えば Outlook Express の「40 文字で改行」、という折り返しの設定は、全角文字だけで入力すると 20 文字までしか表示できない、ということになります。
文字数が超えている場合は改行が自動的に挿入され、表示が崩れてしまう場合あります。上記を踏まえ、ご用意している署名の1行の文字数が指定の文字数を超えずに作成されているかどうかをご確認ください。
フォントには等幅フォント (固定ピッチフォント) とプロポーショナル フォントの 2 種類があります。
等幅フォントとプロポーショナルフォントの例
等幅フォント | プロポーショナルフォント |
MS ゴシック MS 明朝 | MS Pゴシック MS P明朝 |
※同じ名前のフォントが 2 つあり、一方に "P" とついている場合は、一般的に "P" のついたフォントがプロポーショナル フォントです。
フォントは送信者側の設定だけではなく受信者側の設定にも影響されるため、受信者側のパソコンの設定によっては、送信者が意図したとおりに表示されない場合があります。
署名を入力するウィンドウの大きさによっては、改行が正しく入力されている状態と自動的に折り返している場合との見分けがつきにくいことがあります。
例えば、Outlook Express のメール編集画面の場合、編集画面の端まで文字を入力すると行が折り返して表示されますが、これは編集画面の大きさの制限のため自動的に折り返して表示されているだけであり、実際は改行の指定がされていません。
このような状態で署名を作成すると、別の画面では文字が改行されずに 1 行に表示されてしまうことがあります。
改行や空白文字は画面上に表示されないため、ウィンドウの大きさを変更したり、作成した署名をメモ帳に貼り付けてみるなどして、それぞれでも表示が崩れずに署名が表示されるかどうかをご確認ください。
上記 3 点をご参考に、署名の設定を再度ご確認ください。
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